ノートパソコンR734Kの「A」キーと「Shift」キーが反応しなくなってしまったので、キーボードを新しいものに交換しました。数ヶ月前ですが、忘れないうちにメモを残します。
キーボードの取り外し
インターネットで購入したキーボードの裏にフラットケーブルがついていたので、ノートパソコン本体のキーボードを剥いで外し、そこにあるだろう端子につなげれば作業が終わると思って、まずキーボードを剥いでみました。

こういうことをやる専用のヘラが売っているらしいですが、たまたま腕時計の裏蓋を外すヘラがあったので、それを流用しました。 ヘラをキーボードの端に差し込んで、本体のプラスティックを傷つけないように注意しながら、バリバリと少しずつ剥いでゆきます。 結構きつい両面テープでキーボードを留めてあるので時間をかけてゆっくりやるのが肝要です。 キーボードがひん曲がっても、かまわずバリッと剥がします。

剥いでみたら予想が外れました。
フラットケーブルをつなげる端子はそこには見当たらず、 剥いだキーボードのフラットケーブルが中程から本体の中に入り込んでいました。 とうやら、マザーボード上の端子につながっているらしいので、 ノートを分解しないと作業ができないようです。面倒なことになりました。
(結論から言いますと、マザーボードの端子に繋げるために、全部分解してマザーボードも外す必要があるのです)
裏カバーの取り外し
まずバッテリーを外します(ロックを2カ所ずらして外します)
次にメモリースロットの蓋を外します。この蓋の下にも裏カバーを留めるビスが5個もありました。これも外します。
ノートの裏のビスをすべて外して裏カバーを取ります。ビスは全部で17カ所ありました。
マザーボードの取り外し
裏カバーを開けてみたところ、どれがキーボードの端子かは分かりますが、キーボードとつなげるためには、マザーボードも外さないと無理なようです。なぜこんな仕様になっているのか疑問ですが、仕方ないです。外すことにします。これは、次のページを参照しました。
http://dynabook.biz/reduce_pc/14358/
これだけ詳しく説明していただいてありがたい限りです。どうして最初からこのページを見なかったのか、本当にうかつでした。このページが見られなくなってしまうとまずいので、大雑把にメモしておきます。
ハードディスクがついている場合は、ハードディスクを外す必要がありますが、SSD仕様だったため、これは外さずに横にどかすだけで作業を続けることができました。ちょっとラッキー。
まずコネクターが見える全部のフラットケーブルをマザーボードから外します。フラットケーブル端子の差込口は大雑把に2種類あって、一つは黒い細長い棒をマイナスドライバーかピンセットで上にパチッと外すタイプで、もう一つは横の耳を手前にすっと引っ張り外すタイプです。この横耳の取り扱いが難しくて、外すのはそれほどでもないですが端子をはめ直すのが結構難しいです。キーボードの端子はこちらの方式だったのでちょっと苦戦しました。
・USB基盤の端子を外すとWifiカードが見えるのでこれも外します
・マザーボードの取り付けねじを外します
・マザーボードの陰(下)、Wifiスロットの下あたりについている電池コネクターとLANコネクターも外します。
・電源コネクターをヤットコペンチなどで持ち上げて外します(箸やピンセットでも大丈夫だと思います)。
・そうすると、マザーボードを裏返すことが出来ます。マザーボードの裏に見えるフラットケーブルを外すと、ようやくマザーボードが外れます。
キーボードの取り付け
ようやくここまでたどり着きました。あともう少しです。
先ほど外したキーボードを取り除き、本体に残っているキーボードを留めていた両面テープのかすをきれいにします
本体に、両面テープを貼ります。細いテープの方が作業しやすいので、出来るだけ細いテープを用意した方が良いです。全面に貼ると剥がすのがたいへんなので、適当に貼ります(しっかりキーボードがつけば良いです)。
キーボードの裏のフラットケーブルを本体の中程に差し入れてからキーボードを貼り付けます(あらかじめマザーボードのコネクターに届くかどうか確認します)。
端子をマザーボードのコネクターにしっかり装着してから、分解したときの逆の順番にマザーボードを取付けます。
これでようやく終わりました。ほぼ1日かかりました。次にやる機会があればこのメモを見ながら数時間で終わると思います。