Perl

Perlは最強のスクリプト言語だと思う。インタープリタなのに速いし、何より正規表現(パターン認識)が扱いやすくて優れている。テキスト処理は右に出るものは無いだろう。utf8文字が一般的になり、日本語文字(encode)の扱いが面倒になってしまったのが残念だが、それでもPerlの性能は他を圧倒していると思う。

初めてPerlに出会ったのは1999年、PerlでCGIを書けば動的ホームページを作ることが出来る、というのを雑誌で読んで、試しにウインドウ版をダウンロードしてWin95マシンにインストールした。うかつにも、FreeBSDにPerlが付属しているのを知らなかったのだ。Perlの勉強を始めて数ヶ月経ってから、実はFreeBSDには最初からPerlが付属していて、多くの人がそれでスクリプトを書いていることを知った。それまで必要ならBシェルスクリプトで間に合わせていたが、Perlで書いてみたら、はるかに楽で機能的なものが書ける。今まで何をやっていたのか、ずいぶん時間を無駄にしてしまった。

最初はバージョン4の勉強を始めたが、半年ほど過ぎ、2000年になってからバージョン5の機能を使うようになった。バージョン5はオブジェクト指向風にプログラミングができる。私は「実用 Perlプログラミング」という本を買ってきて勉強した(当時定価4500円)。この本はPerl教本の中で一番優れた本だと今でも思う。Perlを始めている人にはぜひ手に取って欲しい本だ。この本と「CGI&Perlポケットリファレンス」(これも優れもの)は今でもすぐ机の脇に置いてあって、必要なときに見ている。

この頃は、仕事が忙しくなかなか勉強が進まなかったが、1年後にホームページの商品ページと買い物かごをPerlのcgiで書いて載せた。いつしか何とかオブジェクト指向風に書けるようにもなった。

オブジェクト指向と言ってもPerlの場合は厳格なルールが少なく、自由きままだ。普通のスクリプト風に書いても何の問題もないし、オブジェクト指向風に書こうと思えば書ける、といったものだ。このルーズさが堪らなく良い。そのおかげでぐちゃぐちゃになって、後で苦労することも多い。それで今は、とにかくできるだけきれいなオブジェクト指向風に書くことにしている。

しかし、Perlの独特な略語には少々疑問を感じる。そのおかげで最初の取っつきにずいぶん苦労した。人の書いたものを見て勉強しようと思っても略語が多くてなかなか進まない。例えば「while (<>)」。何のことか分かるのにずいぶん時間を取られた覚えがある。キーボードを打つのが楽なので、今では私も略語を多用しているが、本当は略語はない方が良いと思うこともある。ただ、略して書けることがメリットになることも多い。この辺のところは、今後の記事にしたいと思っている。

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