1993年にWindows3.1を導入した。
今までと一番の違いは、シングルタスクではなく、マルチタスクになったことだ。MS-DOSもバージョンアップして一応マルチタスクになっていたが、タスク切り替えが不便で使い勝手が悪かった。Windowsはマウスでアプリケーションの切り替えが出来るので、わかりやすく、快適だ。見栄えもアップルのようにきれいになった。ただ、マウスの作業が増えると、目は疲れるし肩は凝るし、今までの倍疲れる。かえって効率が下がったような気さえする。安定感ももう一つでよく暴走した。
Windows3.1はベースがMS-DOSなので、NetwareLiteやdBASE3もそのまま使えた。これは助かった。数年後には両方ともお蔵入りすることになるのだが、よく働いてくれたと思う。dBASE3はCUIの上スタンドアロンが前提なので、一般的には使いにくい(実は個人的にはデータベースはGUIよりCUIの方が適しているように思う)。サーバーにデータを置いて、皆でそれを利用するという使い方が出来ない。そろそろ別の何かを考えないと支障が出てくるかなと思う。
表計算がエクセルになり、従来dBASE3で処理していたことの多くがエクセルで出来るようになった。エクセルのファイルをサーバーに置いておけば、とりあえず全員が使える。かっこよい表も作成できるようになった(しかし見た目にこだわるようになって、仕事の効率をかえって下げる原因にもなった)。
日本語FEPはいろいろ発売されていたが、ATOKが一番だった。変換ミスが圧倒的に少ない。マイクロソフトのFEPは全くだめだった。