NEC PC9801-VF

1985年、脱サラした私は、知人の事務所の一角を借りて、机一つで仕事をすることになった。その事務所に知人が買ったばかりのPC9801-VFが2台あり、そのうちの1台を使わせてもらうことになった。ユーザーメモリーが256KB(384KBだったかもしれない)、5インチフロッピーディスクドライブが2基、、8ビットから16ビットに進化したばかりの当時としては十分なスペックのパソコンだった。OSはNEC独自のものだったと思う。立ち上げるとベーシックの画面になった。簡単なエディターが付属していたと思うが、そのままではほとんど何もできない。ベーシックでプログラムを自作する必要があった。仕事に必要なデータ整理プログラムをなんとか作り上げて、私はそれを利用していた。画面表示が遅すぎたので、その部分は機械語で組んだ。これは面倒だった。A4ページ見開き(だったと思う)に、機械語命令セットが記載されている。16進数とコマンドが並んでいる表だ。それを見ながら必要な命令セットの16進数を並べてゆく。ちょっと間違えると暴走するので集中力と根気のいる作業だった。とはいえ、内容はそれほど難しいことではない。当時のPC9801の画面表示は、あるアドレスのメモリーと画面がリンクされていて、そのメモリーに2進数を書き込めば、それがそのまま画面に表示される仕組みだった。アドレスは赤、緑、黄、濃淡の4アドレスあり、それでカラー画面を表示する(最初は赤緑黄の3アドレスだったかもしれない)。だから、アドレスと2進数を正しく書き込むだけで良かったのだ。

作成したプログラムはフロッピーディスクに書き込む。使うときには、ディスクドライブに差し込んでプログラムをユーザーメモリーに読み込ませて動かす。今から考えるとずいぶん面倒だったが、それで十分だった。自分で好きなようにできる分、今より快適だったかもしれない。

それから約10年PC9801にはお世話になった。おそらく、合計20台くらいは購入したはずだ(累計1000万円くらいだ。NECさん感謝してね)

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